BLOG歯庵~歯科衛生士がお届けするオーラルヘルスの豆知識・当院での治療症例~

2019.04.06

歯科衛生士がお話しする歯の講座89~一緒に始めましょう②~

歯科衛生士がお話しする歯の講座の第89講目です。

桜が見ごろをむかえ、あちこちでお花見されていますね。
やっと春らしくなってきました☆

さて、「一緒に始めましょう」のシリーズの続きです。

歯周病の治療といえば歯石除去を思いますよね。
でもそのまえに欠かせないのが、歯みがきです。
「いまさら歯みがき?」なんて思いますよね。
すごい効果があるのです!

歯みがきの上達がなぜ必須?

その①
たまり続けるプラークは毎日の歯みがきで除去!
プラークを的確に取る方法を皆さんにマスターしていただかないと、歯科医院でいくら治療しても次の日からまたプラークがたまり始めるので、炎症が止まらずいたちごっこになります。

その②
腫れたままでの歯石除去は痛みが出やすい!
炎症で腫れた歯周ポケットのなかを歯石除去で使う器具でゴリゴリとお掃除すると、痛みが出やすく、患者さんに不快な思いをさせてしまいます。

その③
歯ぐきからの出血が歯石除去の妨げに!
歯みがきをすると血が出てしまうような歯ぐきの状態では、歯石除去で使う器具で軽く触れるだけでも出血してしまうと、歯周ポケットのなかの確認が難しく、徹底した歯石除去がしづらくなってしまいます。

歯みがき指導を受け、歯と歯ぐきの境目にたまるプラークを自分で適切に減らすことができるようになったら、歯周病の治療はつぎの段階に入ります。
スケーラーという器具で、歯についた歯石をしっかりと取り除きます。
歯石とは、プラークのなかにいる細菌の死骸や唾液のなかのカルシウムが固まった軽石状の付着物で、歯の見えるところだけでなく、歯周ポケット奥深くにもつきます。
歯石は歯に硬くこびりつき、歯みがきでは取れません。
歯石ごと取り除かないとプラークは温存され、歯周病の炎症の原因を取り去ることができないのです。
きれいに歯みがきさえすれば、歯科医院に通わずに自分で歯周病を治せると思っているかたもおられます。
しかし、この歯石をとらないままでは、歯周病の炎症を根本から止めることはできません。
深くなった歯周ポケットの奥についた歯石をとるには専門的で高度なテクニックが必要です。
何回か通っていただき、歯石除去を受けていただきます。
この治療で歯石が除去でき、皆さんが毎日適切な歯みがきを続けてくださると、自然と炎症が止まり、ピンク色の歯ぐきが戻ってきます。
歯周病のちりょうを長く放っておくろ、歯周ポケットの奥深くまで歯石がついて治療が大掛かりになりやすく、歯石除去後に歯ぐきが傷んだりして皆さんのご負担が増えてしまいます。

治療開始はぜひお早めに。

 

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