BLOG歯庵~歯科衛生士がお届けするオーラルヘルスの豆知識・当院での治療症例~

2020.10.28

歯科衛生士がお話しする歯の講座134~食育について3~

歯科衛生士がお話しする歯の講座の第134講目です。

今週はハロウィンウイークですね(*^-^*)
盛大には難しい年ですが、何かしらの気分を味わえたらと思います☆

さて、前回から食育についてお話をしており、離乳食について掘り下げているところでした。

離乳完了期(1歳~1歳半)

奥歯が生え始め、カミカミがぐっと上手になります。
離乳後期に詰め込み過ぎの失敗を重ねたおかげで、適切な一口量がわかるようになってきます。
これは、おこさんの発達にとって大変画期的な出来事です。
手で持ち、それを口の位置まで動かし、適切量を口に差し入れ、前歯で噛み切るという、とても複雑な動きができるようになるのです。
機能の発達とともに、食べる意欲も育ち、「自分で!」という自己主張がはじまります。
散らかるのでとても面倒ですが、機能とともに、こうした食べる意欲ものびのびと育てていきたいものです。

チェックポイント
☆食べやすくと一口サイズに切って与えていると、かじり取りの練習ができません。
離乳食に手をかけ過ぎないことも大事です。

☆一口サイズのものをフォークで与えていると、がばっとお口の奥まで突っ込みよく噛まずに飲み込む癖がつきやすいようです。

☆うまくかじり取れず、口の奥に詰め込むようなら、軽く手を添えて適量をかじり取らせる練習をしましょう。

☆お子さんの食事時間と親御さんの食事時間わ分けず、いっしょに食卓を囲んで、食べる意欲や食材への好奇心を刺激してあげてください。

よく噛まずに丸呑みしてしまうのはなぜ?
離乳後期にはじまるモグモグとすりつぶす機能が、うまく獲得できていないのかもしれません。
離乳食を早く進めすぎたり、逆にいつまでもペースト状のものを食べていると、練習が十分にできずに持ちこしてしまうことがあります。
舌で十分につぶせる程度のやわらかさのもの(卵焼きやハンバーグ、煮大根)などを前歯で噛みつぶさせたりして、噛む体験をさせます。
また、ステックビスケットやおせんべいを奥歯で噛む練習をしてみてください。

お子さんの食事のときに親御さんは介助に専念し、別々に食事をとっていませんか?
ぜひ一緒に食卓を囲み、おいしそうに食べている様子をお子さんにみせてあげてください。
きっとお子さんは親御さんの食べているものをしげしげと観察し、色や形、においを学習するでしょう。
「ママがおいしそうに食べていたな」と知っていれば、チャレンジがたくさん出てくるでしょう。

いっしょに「おいしいね」と食べることがお子さんの意欲を育てます。

 

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