Q&A

インビザラインとは?

透明のプラスチック(ポリウレタン)製のマウスピースを使用して、歯を動かしていく歯列矯正法です。歯列矯正は、歯やあごの位置を動かすことによって、正しい噛み合わせと美しい歯並びを得るための治療法です。歯列矯正は、これまでは「ワイヤー矯正」が一般的でしたが近年では、装置が目についてしまいがちなワイヤー矯正治療から、透明なマウスピースを使った歯列矯正法が主流になりつつあります。

インビザライン矯正治療では、スキャンした患者さんの歯型のデータを米国に送って、歯科ドクターが作成した治療計画、歯の最終的な位置、噛み合わせ、歯の移動の順番を決定した治療計画をもとに、3Dプリンターで製作された模型をベースにアライナーを作成します。1回で数十枚のアライナーをすべて作成します。

インビザラインとは?

アライナーとは?

歯列矯正用の透明なマウスピースのことをアライナーといいます。
アライナーとは、歯をアライメント(配列)するという意味から名づけられました。そのため、欧米では歯列矯正用のマウスピースのことをアライナーと呼んでいます。

歯列矯正を希望する人の、治療前の歯並びをスタート、治療後の歯並びをゴールとし、その間に数十段階の歯型(マウスピース=アライナー)をつくります。治療開始から定期的に(インビザラインでは基本は1週間ごとに)アライナーを付け替えていき、ゴールに向かって歯を動かしていきます。

アライナーとは?

アライナー(マウスピース)で歯はちゃんと動くの?

しっかり動かすことができます。

歯根は顎の骨の中で歯根膜を介して植立しています。
決して強い力ではなく、持続的に優しい力を加えることで骨内で代謝が起こり歯は移動します。
従来のワイヤー矯正では、歯に装着するブラケットの1点から歯に「引く」力が加わるのに対して、アライナー矯正装置は歯を全体で「包み込む」様にして「押す」「つかむ」力が歯に加わります。

全世界1000万人以上の過去のインビザラインの矯正臨床データを分析して、AIが移動シミュレーションを計測しますので無駄な動きがありません。目標となる歯の位置まで最短距離で歯を動かしていきます。そのデータは現在も増加し続けておりバージョンが上がっているので、今後より能率的に矯正治療を進めていくことができる、つまりインビザライン矯正システムは日々進化し続けています。
※マウスピース1枚で動かすことのできる歯の移動量は0.25mmです。単純に4枚で1mm動く計算になります。

アライナー(マウスピース)で歯はちゃんと動くの?

ワイヤー矯正との違いは?

ワイヤー矯正治療は、1本1本の歯の表面に「ブラケット」という装置を着けて、そこにワイヤーを通して歯を移動させます。ブラケットに通したワイヤーが元の形に戻ろうとする力を利用するのが、基本的なメカニズムです。元の形に戻ろうとするワイヤーの力がブラケットから歯にかかり、徐々に歯が動いてきます。ワイヤーの形状は月に1~2回程度調整します。

ワイヤー矯正治療とインビザライン矯正治療の一番の違いは、その見た目です。治療をしていることが目立つかどうかは、短くない時間をその装置と過ごすため、治療を続けていくモチベーションや治療中の生活に大きく影響します。ワイヤー矯正治療の装置には、歯の裏側にブラケットを着けたり、ブラケットやワイヤーの素材を透明なものや白いものにして目立ちにくくもできますが透明のアライナーと比較すると明らかです。

またそのような装置は、一般的には通常のワイヤー矯正治療の装置より割高になったり、治療期間が長くなったりすることが多いようです。とくに歯の裏側に装置を着ける場合は、表に着けるより歯が磨きにくかったり、食べ物がはさまりやすくなったりする傾向にあります。また、発音がしづらくなることもあります。
歯の清掃性にも大きな違いがあり、そのためむし歯や歯周病のなりやすさも違ってきます。ワイヤー矯正治療は、基本的には1度装置を着けたら、治療が終了するまで装着し続けます。そのため、通常より歯磨きがしづらく、磨き残しも多くなりがちです。アライナーであれば、歯磨き時には取り外しますので通常通りに歯磨きができるほか、アライナー自体も洗浄できますし、1週間ごとに新しいものに取り換えます。さらにワイヤー矯正治療は、装置の一部が口の中に当たって口内炎ができることもあります。

 

痛いの?

ワイヤー矯正治療に比べると痛みは格段に少ないです。

院長の私自身、小学生の頃にワイヤー矯正治療を受けましたがとても痛かった記憶があります。毎月の調整後は必ず数日は歯が浮いたような痛みが続く、食事の時の違和感、口内炎、装置で粘膜が切れる…

インビザライン矯正治療も歯に力を加えて動かすのですから、決して無痛という訳ではなく個人差もかなりありますが少なくとも以下のことが言えるかと思います。

1高性能のAIの計測により最適な力が歯に加わる

歯根と骨の間に存在する隙間(歯根膜の厚み)は解剖学的に0.25mm程度です。
1枚のマウスピースでの歯の移動量はコンピュータ計測で0.25mmです。
つまり歯根膜の厚み分の移動量に必要な力が加わるように計測されており、ワイヤーのようにアナログな力のかけ方ではなく最適な優しい力が歯に加わるので痛みがさほど強くありません。

2ワイヤーが刺さったりしない

従来型のワイヤー矯正は装置から飛び出したワイヤーが口唇やほっぺに刺さったり、舌が装置との摩擦で切れる、スポーツでこけたりぶつかったりすると口腔内が血まみれになるといったことがよくあります。インビザライン矯正治療の場合は一切その心配はありません。

3アライナーが歯を守っている

歯が矯正で動いているときに、歯と歯がぶつかると痛いものです。
従来のワイヤー矯正ではどうしても常に上の歯と下の歯が接触してしまいますが、インビザライン矯正治療はアライナーが歯を覆っているため上と下の歯が直接接触する事はありません。つまりアライナーが歯を守っている状態になります。

どこの医院でも一緒?

「インビザラインは、決してお手軽な魔法の治療法ではありません。」

スキャナーでスキャンさえすれば、あとはAIが勝手に治療計画を導き出し、できあがったアライナーを何枚か装着すれば勝手にキレイな歯並びになる… そんな楽な治療法ではありません。
インビザラインだけでなく歯科治療全般で言えることですが、的確な診査・診断から綿密な治療計画を立てることが何よりも大切なことです。この仕上がりの決め手となる治療計画は、どのクリニックでも同じシミュレーションになるわけではなく、ドクター経験や技術の差によっても全く変わってきます。
そのため、すべてのクリニックで同じ結果や同じ内容になることはないため、クリニック選びはとても重要になります。

一番上に戻る
お電話でのご予約・お問い合わせ 06-6775-4618お電話でのご予約・お問い合わせ 06-6775-4618 WEB診療予約WEB診療予約 InstagramInstagram