BLOG歯庵~歯科衛生士がお届けするオーラルヘルスの豆知識・当院での治療症例~

2015.07.08

実体験を盛り込んだマタニティ・小児歯科講座㉚ ~歯科衛生士さんに質問!⑵~

実体験を盛り込んだマタニティ・小児歯科講座の第30講目です。

先日の七夕では、皆さんはどんなお願い事をされましたか?
来年の七夕にまでその願い事が叶うといいですよね 😳
いよいよ七夕も過ぎ梅雨明けが待ち遠しいです!

さて、前回に引き続き、お子さんを持つ親御様からのさまざまなご質問についてお話ししていきたいと思います。

今回は
「前歯でかじれず、食べ物を口に詰め込むんです・・・」というお悩みをお話ししたいと思います。

なんでも一口サイズにしてあげていませんか?

私たち成人が食べるときは、自分の口にちょうどいいいサイズを前歯でかじり取り、それを臼歯ですりつぶすという一連の動作を行っています。
こどもは、介助なしに食べることを始める時期に、手の動きや口の動きの練習を繰り返しながら、この「自分でちょうどいい量をかじり取って食べる」という機能を獲得しています。
前歯には、口唇で触れながら自分の一口量を決めてかじりとる役割があります。
そして、前歯でかじり取った感覚が脳に伝わり、その後の「かむ」動きにつながっていきます。
「食べやすいように」「こぼれないように」と食物を一口サイズに与えてしまうと、前歯でのかじり取りを習得する機会が失われてしまいます。

「かじり取り」が食べる機能を育てる

口の中に食べ物を詰め込んでしまってかじり取ることができない時期や、詰め込むことが心配な場合は、保護者が食材を手に持ち、それをかじ取る経験をさせることから始めてみましょう。
繊維質の少ない食材や、赤ちゃんせんべいなど、食感を得やすいような食材を使用することで、子どもの自信がつき、かじる感覚にも慣れていきます。
慣れてきたら、こども自身に食材を持たせて、手づかみでのかじり取りに進みましょう!
1人で食べると詰め込むようであれば、保護者が手を添えて一口量をサポートするとよいでしょう。
自分で食べられる嬉しさにもつなっがていきますので、かじりやすい大きめの食べ物をメニューに加えてみましょう。
一口大より少し大きい程度のサイズだと、口の中に詰め込むことができてしまうので、かじる練習を始めるときは、口には入りきらないくらい大きいサイズで食卓に出すことがコツです。

成功も失敗も、すべての経験が自分で食べることの機能の獲得につながります!

歯科衛生士としてこういった時期のお口のアドバイスを行うことで、多くの保護者の方々の心配事を減らし、こどもたちの食や健康を豊かにできれば幸いです。

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