顎顔面矯正(小児矯正)

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できるだけ歯を抜かない歯並びだけでなく咀嚼・嚥下・呼吸などの機能も改善し正常な成長・発育を促す小児矯正できるだけ歯を抜かない歯並びだけでなく咀嚼・嚥下・呼吸などの機能も改善し正常な成長・発育を促す小児矯正

正常な成長・発育を促す小児矯正

現代の食生活など様々な影響もあり、顎が小さくその割に歯が大きいため歯並びやかみ合わせが整っていないお子様がたくさんおられます。矯正治療を成人になってから行うのか、まだ幼い学童期のうちに行うのかについては様々な見解がありますが、当院では成人のなってからのカモフラージュ矯正よりも根本的な原因にアプローチできる可能性のある成長発育期だかこそできる、得られるメリットの多い学童期の子どもの矯正治療にも注力しております。

大切な子どもたちの明るい未来のためにもお子様の歯並び・咬み合わせが気になる場合には、大阪市天王寺区上本町の「藤村歯科クリニック」までお気軽にご相談ください。

不正咬合とは?

あなたの歯並びはどれですか?あなたの歯並びはどれですか?

①上顎前突

上顎前突上の前歯が出ている

②反対咬合

反対咬合下の前歯が出ている

③叢生

叢生歯並びがガタガタ

④空隙歯列

空隙歯列歯と歯の隙間が
空いている

⑤開咬

開咬前歯が咬まない

どうして歯並びは悪くなるの?

  • いつも口呼吸をしている
  • 風邪を引きやすい
  • ぜんそくなどのアレルギー症状が出やすい
  • よくいびきをかいている
  • 食べ物を水分で流し込んでいる傾向がある
  • 嘔吐反射が強い

これらのうち複数が当てはまる場合は「上顎の発育不全」が考えられます。

 近年は昔と比べると、食材や調理法、調理器具などが良くなり、やわらかい食べ物をあまりよく咬まずに食べるなど、現代人の食生活が大きく変化しました。 先天的・遺伝的要因やこれらの影響もあり、私たち日本人の不正咬合の根本的原因として“上顎”が正しく成長せず、結果として歯がきちんと並ぶスペースがないために歯並びが乱れてしまう子どもが増えているのです。
下記の絵のように5人掛けのベンチに7人が座ろうとしているような状態です。これでは、正しく並びたくても並べません。

歯がきちんと並ぶスペースがない

では、7人全員座れるにはどうしたら良いでしょうか?
答えはシンプル、ベンチを7人掛けのサイズにしてあげればいいのです。
お口に話を戻すと、顎を広げて、歯が正常に生える為のスペースを確保するという事です。
歯が正常に生える為のスペースを確保

 

 

口呼吸について

遺伝により骨の形や大きさが両親・祖父母に似てしまうことや、指しゃぶり・頬杖などの悪習癖なども歯並びを悪化させる要因となりますが、前述のように「上顎の発育不全」が不正咬合の根本的原因なのです。上顎の発育不全の影響はそれだけではありません。

口呼吸について

  • 口をぽかんと開けている事が多い
  • いつも猫背で姿勢が悪い
  • いびきがひどい
  • 食べているときぺチャぺチャ音がする
  • 扁桃腺が腫れたり、風邪をひきやすい
  • 寝起きが悪くボーとしていることが多い

あなたのお子様はこれらの項目に心当たりがありませんか?
これらが当てはまればもしかするとお子様は「口呼吸」かもしれません。

口呼吸現代の子供たちの多くは、先述の通りで上顎が小さく鼻閉があるため、口呼吸をしていると言われています。その結果、正常な舌の位置は前歯の根元あたりの口蓋に軽く接しているものなのですが、口呼吸の子供たちは口で息をするために舌の位置をそれよりも低い位置や、前の方に置くようになります。そうすると、前歯の隙間からいつも舌尖が見えていたり、話し方がおかしくなったり、食事の時にクチャクチャと音を立ててよく噛まないで飲み込みんだり、食べる速度も遅くなります。
また口をポカンと開けていることにより、わずかにほっぺからの内向きの圧力が強くなるため、上顎の歯列が側方から押されて狭く前に尖ったV字型の歯並びになります。するとかみ合う下の歯列も狭くなり、ガタガタの歯並びになってしまいます。
下顎全体が後ろに下がることや、上顎と下顎の幅が合わなくて、咬むと左右どちらかにずれたり、また奥歯はしっかり咬んでいるのに前歯は全く咬み合っていないというような開咬にもつながります。

成長発育期のお子様にどんな矯正治療がふさわしいのか??

矯正治療を考えている方に知っていただきたいこと

大人になってからの矯正治療は「カモフラージュ矯正治療」とも言われるように、できあがった骨格(上下の顎の骨)の上に歯を並べるだけなので、骨格のバランスは変えることはできません。もし変えるとなるとそれは歯列矯正だけではなく、外科矯正が必要となるので現実的に矯正治療へのハードルはかなり高く難しくなります。したがって骨格の不調和(かなりの出っ歯、受け口など)が大きい場合は歯を並べることでそれなりに見た目は改善できても、咬み合わせを安定させたり、咀嚼・嚥下・呼吸・睡眠など目に見えない機能の改善を図ることはできないのです。

成長発育期にある子どもの場合、適切なタイミングで不正咬合の原因である「上顎の発育不全」に対して急速拡大装置という固定式装置を使って上顎を広げてあげることで、形態的改善を図り歯並びを整えることができるだけでなく、それに付随して様々なトレーニングを行い咀嚼・嚥下・呼吸などの機能的改善も図ることができるのです。

どうしても多くの人は目に見える「歯」のみにフォーカスを当ててしまいます。しかし、成長発育期においては歯ではなく、その歯が植立している顎の骨、つまり「骨格」であり「顔つき」ひいては「呼吸」などの直接目には見えない部分にフォーカスし改善を図るべきであり、この時期にしかできない治療なのです。そこで当院ではできるだけ歯は抜かないで、歯並びだけでなく口腔機能を改善し、正常な発育を促す「顎顔面矯正」を行っております。

従来の矯正との比較

歯並びだけでなく口腔機能を改善し、正常な発育を促す 顎顔面矯正

顎顔面矯正とは?

01歯ならびだけではなく身体の発育の異常を立て直す

歯ならびだけではなく身体の発育の異常を立て直す

顎顔面矯正とは、ただ見た目のためだけに歯並びを整えるのではなく、成長発育を利用して顎顔面の形態と機能の異常を正常に近づけることで、口腔系・身体の正常な発育を促す矯正治療法(Ⅰ期治療)です。

現代人において何らかの不正咬合は8割以上に認められます。そしてこの不正咬合を引き起こす本質的な原因が、上顎骨の発育不全であることが報告され、適切な時期に急速拡大装置を用いて上顎骨を拡大して本来の正常な発育に戻すことにより、将来抜歯をほとんど行う必要もなく、さらには鼻咽腔の発育を促すことで骨格・顔立ち・呼吸機能まで含めた心身の健康を獲得することが可能になります。

02骨格のバランスを考える

骨格のバランスを考える

子供の矯正と大人の矯正の違いは何でしょうか?
繰り返しになりますが、大人の矯正はできあがった骨格の上で歯を並べていくしかできません。つまり骨格を治すことはできないのです。

上顎前突・下顎前突・交差咬合など骨格的な不調和が大きい場合は、歯列矯正だけではなく外科矯正まで必要になることもあります。外科矯正となると患者様にとっても治療へのハードルがかなり高くなってしまいますが、子供の成長発育期の適切なタイミングであれば顎整形力を加え成長を利用することで、骨格のバランスを整えることができます。

03鼻呼吸を促進させる

鼻呼吸を促進させる

顎顔面矯正治療の最大の魅力は鼻腔通気がよくなり、口呼吸から鼻呼吸へと呼吸法が改善することにあります。これは急速拡大装置により上あごを拡大することは同時にその上にある鼻腔も広がるためです。鼻呼吸になることで舌の正しい位置を覚え、姿勢も良くなります。

04急速拡大装置による拡大

急速拡大装置による拡大

急速拡大装置は固定式で、短期間で上あごそのものを拡大する装置です。取り外しできる床矯正装置では歯が傾く程度ですが、この装置では歯が植立しているベースの骨格にアプローチするのです。そのため後戻りもしにくく、確実に効果を出すことができます。

056歳~8歳くらいに始めるのが
理想的

5歳~7歳くらいに始めるのが理想的

永久歯に交換するタイミングや、お子様のライフスタイルや協力・理解度などにもよりますが、6~8歳くらいで開始するととてもよいです。
ただ特に「受け口」の傾向があるお子様は、なるべく早く始めたほうがよいです。早期に開始できると、比較的楽に改善できます。
10歳を過ぎると、上あごの成長のポテンシャルが少なくなってきているため可能かどうかは状況によります。顎顔面矯正治療を行うことで、将来の本格的な矯正治療をする際に少しでも有利な環境を作る、抜歯矯正の確率を下げるという意味合いが強くなります。

06喘息、いびき、アトピーや
睡眠時無呼吸症、おねしょ
などが
治る可能性がある

喘息、いびき、アトピーや睡眠時無呼吸症、おねしょなどが治る可能性がある

顎顔面矯正は、一見歯並びとは関連がなさそうないくつかの症状の改善にも効果があります。
上あごの正しい成長発育を促すことで、鼻腔や気道が広がり、鼻づまりやぜんそく、いびきの改善が期待できます。また、下あごの正しい成長発育を促すことで、舌が本来の正しい位置に戻るため、舌の運動や咀嚼・嚥下といった機能の改善が期待できます。このように骨格の不調和を改善することで、身体本来の正常な機能・発育へとつながっていきます。

取り外せる床矯正とどう違うの?

上顎を拡大する装置として、患者様が自由に取り外せる「床矯正装置」と取り外せない「急速拡大装置」があります。

「床矯正装置」

自分で取り外しができるのでブラッシングもしやすく衛生面では有利ですし、お手軽な感じですが、その構造的にベースとなる骨格そのものを広げることはできません。
あくまで歯に力をかけるだけですので歯が動くだけです。力のかかる歯が斜めに倒れてしまうため、使い方を間違えるとかえって歯並びが悪くなることもあります。
顎顔面矯正で用いる固定式の「急速拡大装置」は取り外しができないため、大変そうなイメージですが、ベースとなる骨格そのものが広がるため後戻りの心配もなく確実に狙った効果が得られます。また24時間作用し続けるため、床矯正装置で1年かかるところを2、3ヶ月で拡大できますし、都合のいい時に外せる床矯正装置とは違い、本人のモチベーションに左右されない、より確実な装置と言えます。

反対咬合の患者様へ

反対咬合のデメリットとは?

※下の前歯が上の前歯より前にあるかみ合わせを「反対咬合」と言います。

  • 前歯が前後、逆になっているため発音しにくい言葉が出てくる(サ行・タ行)
  • 不正咬合のため食事の際にうまく噛めず正常咬合の人に比べて消化不良を起こしやすい
  • 顎が正常に歯で固定されないため顎関節に負担がかかり関節周囲を傷つけ痛みを伴うことがある

などいくつかありますが、最大のデメリットはかみ合わせのバランスが悪いため将来歯を残しにくいことです。
下の表は東京歯科大学 茂木悦子 先生が1999年に調べた8020達成者の口腔内を調べた研究です。
8020達成者とは80歳で20本歯を残している方のことであり、その達成者の中に反対咬合・開咬の方は一人もいなかったと言います。前歯は奥歯を守る上で重要な働きをしていますので、それが機能していないと奥歯にとても負担がかかると言えます。

※横スクロールで全体を表示

咬合の分類 正常咬合
正常咬合
上顎前突傾向
上顎前突傾向
過蓋咬合傾向
過蓋咬合傾向
過蓋咬合傾向
過蓋咬合傾向
男性 22(43.1) 5(9.8) 7(13.7) 0
女性 7(13.7) 4(7.8) 6(11.7) 0
合計 29(56.9) 9(17.6) 13(25.5) 0

乳歯の反対咬合を放っておいたらどうなるの?

乳歯から永久歯に生え変わる時に反対咬合が自然に改善する確率はわずか6.4%という研究結果があります。つまり様子を見ておいても治る可能性は非常に少ないと言えます。

グラフの縦軸は成長量、横軸は年齢です。赤い点線は上あごの発育曲線ですが、出生をピークにどんどん成長は鈍っていき、10歳頃には95%の発育が終わっています。成長のタイミングには個人差がもちろんありますが、上あごを成長させたくても10歳を超えると成長が終わっていることが多いので、通常の歯列矯正では治せなくなるのです。(つまり成長終了後に外科矯正が必要です)

特に反対咬合は遅くても9歳まで、できることならば5歳くらいで早期に治療をした方が治る確率も高く、治療もシンプルになります。

顎顔面矯正の費用

Ⅰ期治療
(90%以上のお子様がこの治療で完了)

年齢によって、治療費が異なります。
年を重ねるごとにⅡ期治療に移行する可能性も上がるので早目の受診をオススメします。

4歳~7歳 矯正装置料+技術料
(10万円+27万円)
  1. 407,000円(一括払い)
  2. デンタルローン使用時(84回分割払い)
    1回目:11,167円
    2回目以降:5,300円
6歳~9歳 矯正装置料+技術料
(10万円+30万円)
  1. 440,000円(一括払い)
  2. デンタルローン使用時(84回分割払い)
    1回目:6,240円
    2回目以降:5,800円
10歳~ 矯正装置料+技術料
(10万円+25万円)
  1. 495,000円(一括払い)
  2. デンタルローン使用時(84回分割払い)
    1回目:9,095円
    2回目以降:6,500円
セクショナルアーチ(片顎) 55,000円
Ⅱ期治療
矯正装置料+技術料
(10万円+20万円)
  1. 330,000円(一括払い)
  2. デンタルローン使用時(84回分割払い)
    1回目:8,830円
    2回目以降:4,300円

このⅡ期治療の価格は、Ⅰ期治療から継続して行った場合の価格です。
Ⅱ期治療からスタートする場合、こちらの価格とは異なります。
すべて税込価格です。

顎顔面矯正Q&A

装置は何個くらい使いますか?

治療が始まってから終わるまでに上顎を拡大する装置は2or3個使うことが多いです。
それぞれの症例によって使う個数が変わりますので1個で終わることもありますし5、6個使用する場合もあります。拡大する装置以外にも針金の装置、マウスピース型の装置なども使用して多い時には10個前後の装置を使うことになると思います。

装置を付ける期間はどれくらいですか?いつになったら矯正は終わるんですか?

早く治療が開始できれば2~3年でバランスのとれた歯並びと口もと、顔になり、口や呼吸の機能も改善されます。生え変わりの時期では歯の交換を待ってからしか装置を入れることができなくなりますので期間が延びることもあります。永久歯が生えそろう時期(小学校高学年から中学生)までは発育が正常に進んでいるか定期的に観察し、問題が見つかれば装置を再装着して治療を行う場合もあります。

何回くらいネジは回すのですか?

スクリュー中央にある穴を前から奥まで1日1回(1/4回転、90℃)回すことでスクリューを拡大します。1回で0.2mm拡大されます。装置によって回す回数は変わります。どの装置も35回~60回程度回すことになります。

来院間隔はどれくらいですか?

最初の装置の装着後は、週に1回程度の間隔できちんと使用できているか、歯磨きができているかなどチェックします。装着して慣れてきたら1,2カ月に1回程度になります。拡大する装置が終わり発育や噛み合わせの状態を確認する時期になりますと来院間隔は延びていきます。治療の段階によって来院間隔は変わります。

装置に慣れるまではどれくらいかかりますか?

個人差があります。ほとんどの場合1週間以内には慣れてくださることが多いです。気にしすぎないで普通の生活を心掛けてください。

装置による痛みはありますか?

痛みは個人差が多い症状です。治療中の痛みは、むし歯のようなズキズキする痛みではありません。装置を装着した直後は圧迫感や痛みを感じることはあります。数日すると慣れてきて痛みはなくなることが多いです。今まで痛くて装置を外した子供はいません。

顔が変わった気がします。

上顎急速拡大の目的は、発育不全にある鼻と上顎の骨の成長を促進し、鼻腔通気などの呼吸機能と不良姿勢を改善し、顎顔面をはじめとする全身の正常な発育を誘導することです。副作用として装置の固定源に歯を用いることから歯の傾斜が起こります。また、一時的に唇、鼻翼基底部が広がることにより下顔面が大きくなる印象を持ちます。しかし、統計学的には有意差はありません。将来的には歯の傾斜は改善されバランスのとれた顔貌になるといわれています。

こんなに広がって大丈夫なんですか?矯正を始める前より歯がバラバラになっている気がするのですが大丈夫ですか?

顎顔面矯正は土台をよくする治療です。土台が良くなることをまずはします。土台を大きくするときにどうしても歯がバラバラになる瞬間があります。しかし、土台が良くなると自然と歯もよい位置に並んできます。5人掛けの椅子に6人座ることはできません。6人掛けの椅子を用意できれば重なり合ってわざわざ座らないのと同じように土台が大きくなれば歯もよい位置に並ぶことがあります。もともとねじれがある場合などは装置により動かす必要もあります。

歯が広がって戻ってくる時に傾いている気がしますが真っ直ぐにはなりますか?最初は歯が広がってきたのですがすきまがなくなってきました。すきまがなくなっても大丈夫ですか?

歯は広がった後、真っ直ぐ戻る場合もありますが八の字になりながら戻ってくる時もあります。骨がしっかりとできてくると歯は元の位置に戻ってきます。もともと曲がっていたりねじれていたりする場合は矯正器具を付けて真っ直ぐに治す必要もあります。

装置が壊れることはありませんか?装置が外れることはありませんか?壊れたり外れたりしたらどうしたらよいですか?

装置は接着剤で歯に付けていますので外れることはあります。特に舌や手で装置を触り続けますと装置に力がかかり外れることもあります。しかし、しっかりとひとりひとりに合わせて装置は作成していますので普通の生活をしていて外れる事は少ないです。外れた際には直ぐに連絡をください。その後の対応を決めさせていただきます。

装置のついている歯の下から大人の歯が見えているのですが大丈夫ですが?装置の針金の下から歯が出てきていますが大丈夫ですか?

しっかり対応すれば問題ありません。生え変わりの時に装置が入っているとよく起こることです。装置を外してたり、針金を調整することで歯はしっかりと生えてきます。気づいた際にはスタッフの方へ声をかけてください。家で気づいた際にはご連絡いただけるとよいと思います。

装置を付けていて食事や会話など日常生活に支障はありませんか?

固定式の装置を装着した場合は、食事や会話を不自由に感じることもあります。数日すると慣れてきますので日常生活に支障はありません。どんな矯正治療でも少なからず痛みや違和感はあります。

装置が付いている間、食べられないものはありますか。食べてはいけない食品はありますか?

お餅やチューインガム、キャラメル、ミルキー、ハイチュウなど装置にからまってしまうものは避けてください。もし食べるとしても、お餅は気道をふさいでしまうこともありますので食べる時は小さくしたりしっかりと噛んで食べるようにしてください。キャラメルなどは装置が外れたり虫歯の原因にもなりますので基本的には食べないようにして下さい。拡大装置は上顎の真ん中に付きます。そのため麺類がうまくすすれないことがあります。麺類も細かく切ったり、巻いて食べるなど工夫をして食べてください。装置を入れた直後は柔らかく食べやすいものから慣れていくようにしてください。

スポーツや吹奏楽などはできますか?

問題ありません。むしろ鼻で呼吸しやすくなり肺活量が増えたり、噛み合わせが正しくなることで、より力を入れる時に食いしばることができるようになるでしょう。ただし、骨格により適さない楽器もありますのでご相談ください。

MPAをしていても眠れますか?また寝ているときにズレたり外れたりしたときにはどうしたらよいですか?

どんなに寝相が悪いお子様でも、慣れてくるとしっかりつけて寝れるようになります。最初は、寝相が悪くずれたり外れたりすることもあります。もし直せるようでしたら元の位置に戻してくださるとよいと思います。ズレたり外れたりするからと言って装置の使用をやめてしまいますと、いつまでたっても装置に慣れることができません。毎日、使用することが大切です。

MPAのフックが口に引っかかりうまく口が閉じれません。

フックを使用し続けているとフックが歯から離れて引っかかりやすくなることがあります。口腔内でフックを曲げなおすことができますので気になる場合にはお申し付けください。

MPAはお泊り会や旅行の時は持って行った方が良いですか?

持って行った方が良いですが数日であれば休んでもかまいません。出来るだけ長い時間使用した方が効果は高いですが無理をして矯正治療が嫌になってしまっては意味がありません。家にいる時は毎日使用してください。ただ、旅行や学校行事などで数日使用しないことは大きな影響はありません。

装置を付けていると歯を磨きづらそうですが虫歯にはなりますか?

装置が入っていると歯磨きはしにくいですのでむし歯になるリスクは高まります。そのため、専用の清掃方法を指導します。食生活に偏りがなく、普通に清掃できればむし歯になることはありませんが、装置が入っていない時よりも気を付ける必要はあります。

歯磨きをすると痛がりますが磨いた方が良いですか?歯茎が腫れて痛いときはどうしたらよいですか?

歯を磨くと痛いときに、歯を磨かないと汚れがたまり更に痛くなることがあります。まずは、しっかりと磨いて汚れを取るようにして下さい。歯茎が腫れているのであれば柔らかい歯ブラシでマッサージするように磨いて下さい。出血しても大丈夫です。歯茎が引き締まってくると腫れは落ち着きます。

歯磨き粉は使っても大丈夫ですか?

歯磨き粉の使用は研磨材などが入っていないものを選んでください。研磨材が入っていると装置を傷つけてしまうことがあります。染め出しは問題なく使えます。

学校での歯磨きはどうしたらよいですか?

もし、学校に清掃道具をもっていけるのであれば磨いていただいたほうがいいと思います。装置が入っていると汚れはつきやすくなりますし、食べかすが装置の間に挟まることもあります。学校でも磨けると良いと思います。

マウスピースを使用していたらボロボロになってしまったのですがどうしたらよいですか?

装置の壊れ方によっては新しいものにする必要があります。装置を入れて話をしたり、動かして遊んだりすると装置の破断の原因になります。装置の使用はそれぞれの使い方に合わせて正しく使用してください。装置が壊れた場合には必ず装置を持って来院してください。状況に合わせて対応させていただきます。

後戻りはありますか?

発育期の矯正治療は、あごや歯並びの形を整え、それに食事や会話、呼吸などの機能などを調和させる治療です。両者がしっかり調和していれば後戻りすることはありません。

病院が休みの時に不具合があった場合どのようにしたらよいですか?

病院が休みの時には痛みがある、食事がとれない、装置が邪魔で口が閉じられないなどの急な場合を除いては基本的に病院が開いている時までそのままにしておいてください。痛みがあるなど急を要す場合は近医もしくは救急病院に行き装置を外してもらってください。装置の状態によっては装置を戻さないほうが良い場合もありますので他の病院で元に戻すことはやめてください。外した後はできるだけ早く連絡をくださり、外した装置を持って来院していただくようお願い致します。年末年始・お盆休暇の他にも学会・研修会の参加などにより長期での休診をいただく場合があります。休診明けにご連絡いただけるようお願いいたします。

高額医療と医療費控除について

高額医療は自分が加入している健康保険組合へ申請するものです。対象となる医療費を月別、病院別などで1ヶ月分をそれぞれ計算して基準を超えた分を払い戻してくれる制度です。しかし、保険適用外の費用は含まれませんので矯正費用は除外になります。医療費控除は確定申告で税務署に申請するものです。1年間で一世帯あたりの医療費の支払いが10万円以上あった場合に申告することが出来ます。医療費控除の計算では矯正費用などの保険適用外の費用も含まれますので、領収証などを確定申告などの際にはそれぞれの場所に提出してください。

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