今日は、新型コロナウイルス感染予防対策として、院内感染防止のための当院のスタッフに対する取り組みをご紹介いたします。
と、言いますのも先般、歯科医院での院内感染の事例が報告されておりますが、これらは歯科診療中の患者様からの感染などではなく、院外で感染したスタッフが「スタッフルーム」など3密な環境下で感染を広げてしまったようです。
歯科医療現場は感染リスクが高いとされておりますが、歯科治療を通じて患者様の感染の報告例は現時点で1例もありません。
もちろん、これは感染リスクがゼロという意味ではありませんので院内感染防止策を徹底する必要がありますが、安心して患者様にご来院いただくためにも「患者様が見えない」部分で、当院でスタッフに対して取り組んでいる感染防止策をお伝えさせて頂きます。
①2チームのローテーション制度(2020年5月末まで)
今後の様々な事態を想定し、スタッフを2つのチームに分け出勤するようにしております。
▶スタッフ自身の心身の健康のためにも、1日勤務→1日休養という形をとることで負担軽減を図り万全の状態で仕事に臨むことができる
▶今後スタッフ自身やそのご家族に発熱などの体調不良や、感染または濃厚接触が出てきた場合にチームを分けてローテーションすることで様々なリスクを下げることができる。
そのため担当の衛生士や助手が不在の場合がございますが、ご理解の程お願い致します。
②スタッフの検温・体調管理
現時点では幸いにも発熱や体調不良を訴えるスタッフはおりませんが、出勤するスタッフは毎日以下のような体調管理表を記入し院長に報告しております。
院長含め、その日出勤しているスタッフの体温や健康状態を受付に掲示しております。
医院としては、今後もし37.5℃以上の発熱や何らかの体調不良のスタッフが出た場合は自宅待機とするなど、適切な対応をしてまいります。
③出勤時、患者様1人ごとの手洗い・うがいの徹底
当院では以前から季節に関係なく、毎朝の出勤時にはまず「手洗い・うがい」を行ってからスタッフルームに入ることを徹底しておりました。
今もそれを継続したうえで、さらに患者様ごとに手洗い・うがいを徹底しております。
④マスクの常時着用
お越しいただいた患者様への応対のときだけではなく、院内でスタッフ間におけるコミュニケーションを図る際にも常にマスク着用を義務化しております。
⑤3密対策…昼食時などはソーシャルディスタンスをとり、お話ししない
スタッフルームに同時に2名以上入室しないようにしております。スタッフにとっては出退勤時や昼休憩時にスタッフルームでお弁当を食べながらお話しすることなどは楽しい憩いの時間ですが、スタッフルームは3密が揃うハイリスクな場所であるとの認識からスタッフルームは使用せず、お互い2m以上距離をとり、お話などはせずに別れて昼食をとるようにしております。
患者様には直接見えない・わからない部分ですが、少しでもお越し頂く患者様にご安心頂けるよう、このような取り組みを当院の自慢のクルーたちは日々頑張ってくれています。院長としては頼もしく感じるとともに、このクルーとともに力を合わせて、今後も変わらず患者様のお口の健康に寄与できるよう努めて参ります。