歯科衛生士がお話しする歯の講座の103講目です。
雨が続きましたがやっと晴れましたね。
そろそろ衣替えも始めようとおもいます。
さて、前回からの続きです。
赤ちゃんから子どもへと成長していく変化の多いとき。
歯みがき習慣づけるためには何をすればいいのでしょうか。
1歳代の歯みがき習慣の特徴
歯の本数が増えてくる
歯は生えたときから虫歯のリスクが発生します。
とはいえ、1歳ころはまだ、本数が少なく、虫歯になりやすい甘いものを食べる機会も少ないと思いますので、みがいてきれいにすることにこだわるよりも、習慣化のほうが大切です。
スタート☆
10か月ごろ
歯みがきに興味を持つ
絵本や映像などから、歯みがきのイメージをつかむことができ、「自分も!」と思えるようになります。
歯が生える前からできる準備としては、口のまわりや口の中をそっと清潔なガーゼなどで触って慣れさせてあげるといいでしょう。
歯ブラシが口に入ることに慣れる
下の歯が生えてきたら歯みがきのスタートです。
いきなり歯ブラシを使うと、びっくりして嫌がる子もいます。
最初は清潔なガーゼで磨いてあげましょう。
慣れてきたら歯ブラシを口にいれて感触を確かめながら歯ブラシに慣れていきましょう。
はじめからきれいにみがこう、と思いすぎなくて大丈夫です。
なぜ歯みがき嫌いになるの?
それはあおむけにされて、押さえつけられ、口の中を触られるのがイヤなのです。
大人でもいきなり仰向けにされる、歯医者さんにいくと、緊張しますよね。
赤ちゃんも同じです。
泣くのも当然です。
まずはスキンシップ!
楽しく!
まずはスキンシップからはじめましょう。
膝のうえに赤ちゃんの頭をのせて、顔をなでた頬をツンツンしたり、ほっぺたをくっつけたり・・・
「仰向け」の状態が心地よいと感じさせましょう。
仰向けに慣れてきたら言葉をかけながらやさしく歯を磨きます。
赤ちゃんにみがくときは本当にやさしい力で磨いてあげてください。
歯に対して歯ブラシを直角にあてるようにしましょう。
力が入りすぎると歯ぐきをこすってしまうのでとても痛がります。
気を付けましょう。
歯みがきの流れが少しずつ定着していく
歯みがき習慣はあせるとこじれるので、ゆっくり慣れていくのがいいでしょう。
歯みがきが楽しい時間だ、と思わせることも大切です。
親子のスキンシップを大切に。
歯みがきの口の形になれる
「あー」と大きく口をあけたり「いー」と横にひらいたり、口の形も遊びのなかで練習しておくと仕上げ磨きの時にやくにたちます。
続きはまた・・・