歯科衛生士がお話しする歯の講座の第107講目です。
だんだん暖かくなってきました。
掃除もしやすい時期になってきて毎日少しずつしています( *´艸`)
さて、さて、前回からの続きです。
歯みがきの習慣づけるには何をすればいいの?というテーマでお話ししています。
歯の本数とむし歯スポット
乳中切歯
生える時期 11か月頃
上の前歯は最もむし歯になりやすい歯、下の前歯は唾液の出口に近く、むし歯になりにくい歯です。
仕上げ磨きを短時間で切り上げるときは、上の前歯を重点的にみがきましょう。
乳側切歯
生える時期1歳ごろ
歯みがきに慣れてきたら、歯の根元に隙間を意識してみがくようにします。
前歯の上の筋(上唇小帯)に歯ブラシが当たって痛がるときは、指で筋をガードしながらみがきましょう。
第一乳臼歯
生える時期 1歳6か月
歯の本数が増えてきて、歯と歯のすき間がむし歯になりやすくなります。
すき間がなくて歯ブラシで磨きにくいときは、デンタルフロスを使ってみるといいでしょう。
乳犬歯
生える時期 2歳ごろ
引き続き、上の前歯はむし歯になりやすいスポットです。
下の奥歯もむし歯になりやすいので、よくみがきましょう。
奥歯は上面だけでなく、すき間や側面も丁寧にみがきます。
第二乳臼歯
生える時期 2歳6か月ころ
奥歯は前歯に比べて見にくく、磨きにくいので、歯ブラシが歯に当たっているかを音や感触で確認しながらみがきましょう。
歯と歯の間はむし歯になりやすいので、すき間がないときはデンタルフロスをつかうといいでしょう。
デンタルフロスを使うと「すきっ歯」になりそう・・・?と心配する人もいます。
デンタルフロスで隙間が開くことはないといわれていますので全く心配ありません。
こどもでも積極的につかうのをおすすめします。
こどもの歯肉は柔らかいので、デンタルフロスの糸が入り込んで傷つけてしまったということもあります。
力加減には十分に注意してあげましょう。
痛いと、こどもはデンタルフロスをすぐ嫌がり嫌いになります。
無理をせずに、嫌がるときは前歯や奥歯だけにしておくなどその日その日に合わせて行うといいかもしれません。
大人向けのデンタルフロスだとサイズが大きいので、それを使ってしまうと子どもの口には大きすぎてしまいます。
子ども用のサイズのものを選ぶのが良いですね。
大きめのドラッグストアやネットでもうっています。
子どもと一緒に選ぶのも楽しいですね!